レーザー脱毛を楽しく便利に活用する方法
この基準にそって、読者の方も自身のBMIを割り出し、肥満判定をおこなってみていただきたい。
そして、肥満気味と判定されたら、毎年一回は健康診断を受けるようにお勧めしたい。
BMIは体脂肪との相関が高い。
BMI値が高いということは、体内に体脂肪が過剰に蓄積され、健康に異常を発生させる危険性が高いことを意味しているのだと、ここまで読み進めていただければ、もうおわかりと思う。
また、正常のBMI22をもとに、身長から自分自身の標準体重を計算する方法は、身長を二乗し、そこに22をかけるだけで割り出すことができる。
たとえば、身長が160センチの人の場合、標準体重は56・3キロとなる。
次に、仮にこの人の体重が75キロとして、BMI値および肥満度を割り出す場合。
つまり、この人はBMI値29、肥満度においてもプラス33%と、どちらの判定においても肥満ということになる。
ちなみに、この人の体重が50キロだった場合の肥満度は、標準体重よりも体重が少ない人の場合、肥満度はマイナスであらわされることになる。
BMIを使用した肥満の判定が世界的基準となりつつある現在、日本人の肥満度はどのようになっているのだろうか。
BMIを基準とすることは、相関度の高さから体脂肪量を推定する一つの材料ともなり、何とも興味深いところだ。
厚生省が栄養改善法に基づいて毎年実施している調査に、国民栄養調査がある。
この調査のなかでは、性別、年代別による皮下脂肪厚の割合に、BMIも加えられるようになった。
その国民栄養調査の平成8年版のデータをご紹介しよう。
なお、これは平成6年11月におこなわれた国民栄養調査結果をとりまとめたものであることをお断りしておく。
それによると、BMI26.5以上の肥満に属する人の割合は、男性で12%、女性で11.9%にのぼっている。
男女とも、10人に1人は肥満ということがここからわかる。
これをさらに性別、年齢別に分析すると、50〜59歳代の男性の14.1%が、女性では60〜69歳代の16.2%がBMI26.5以上であった。
ただ、国際的な肥満となると、BMI30以上を指すのだが、この国際的肥満に当てはまる日本人は男性で1.6%、女性は2.2%程度であった。
つまり、高度な肥満の範ちゅうに入る日本人は、現在のところそれほど多くはないということになる。
ちなみに、アメリカ人の1987年の平均的体格を見ると、35歳から44歳の男性では平均身長が176.7センチ、平均体重で81.4キロである。
つまり、平均そのものが肥満気味ということができる。
女性も同様の傾向を示しており、国民的に肥満国家になりつつあることを示唆している。
Wでは、BMI30以上が国別にどれだけ存在するかを調査しているが、アメリカは一番多い。
これは禁煙運動が進んでいることも理由に挙げられている。
こうした観点からすると、日本人男性は1.6%という数字に代表されるように、高度の肥満が少ない国であることは実証できたといえるだろう。
さて、皮下脂肪厚に関する結果も見ておこう。
皮下脂肪厚は男性で40ミリ以上、女性で50ミリ以上の値を示すと肥満の範ちゅうに入ることは前述したとおりである。
平成8年度の調査で皮下脂肪厚が男性40ミリ以上、女性50ミリ以上の分布を見ると、50〜60代の女性の22.7%が当てはまることが判明した。
皮下脂肪厚から見ると、50歳代の女性の約4人に1人は肥満であることが類推できる。
男性は40〜49歳が18.1%ともっとも多く、次いで30〜39歳の17.4%と続いている。
20代は11.7%なので、30歳代に突入してから、皮下脂肪厚が増える人が多いことも、この調査結果は示しているといえよう。
なお、前年の平成7年版では、皮下脂肪厚50ミリ以上の肥満に当たる女性の50代は、27.6%にものぼっている。
1年で肥満がずいぶん減少したものだと思う方がいるかもしれないが、これは調査対象が異なるために出る誤差も含まれていると考えたほうがいい。
事実、BMIの値で見ると、昭和50年代から肥満の範ちゅうに入る人は徐々に増えてきているのである。
国民栄養調査の結果がこれだけでは、「スタイルが気になる私たちの世代はどうなのよ」という、若い女性たちの不満の声が聞こえてきそうである。
そこで、彼女たちの世代についての調査結果も報告しておこう。
20〜29歳代の女性総数764人のうち、BMI26.5以上に該当する人は、5.1%に当たる39人だった。
肥満傾向にある過体重の値とするBMI24・O〜26・5未満の該当者は、5.6%の43人。
このことから、20代女性の10人に1人が肥満の傾向があるという推論が成立する。
皮下脂肪厚50ミリ以上の20代女性は11.4%という数値も出ているが、これはBMIと皮下脂肪厚の測定結果が類似していることを示している。
ちなみに、前年の国民栄養調査では、20〜29歳の女性の肥満者は8.6%しかいなかった。
反対に、この年代の女性のうち、BMI20.0未満の痩せ傾向にある人の割合を見てみよう。
すると、この範ちゅうに入る人は、実に46.2%にも達していた。
764人中、353名の若い女性が痩せ過ぎというのが事実なのである。
範囲を広げ、30代の女性を見てみても、同じ傾向が現れている。
30代女性の該当者総数842名のうち、BMI20.0以下に該当したのは、31.6%に当たる266人。
二つの世代を合わせると、41%の若い女性が痩せているというのが真実なのだ。
ほかの年代が年ごとに肥満傾向が増加しているのにたいし、若い女性たちだけは痩せ傾向に拍車がかかっている。
健康的な肢体を維持できれば何の文句もない。
しかし、すでに紹介したように、無理なダイエットを重ねることなどが原因で、かくれ肥満型の女性は急増しつつある。
BMIでは痩せているにもかかわらず、体の中には無謀ともいえる減量の反動で体脂肪がいっぱい、ということだって考えられるだろう。
ダイエットに血眼になるのもいいが、自分たちはすでに痩せ気味であることを自覚して 無理なダイエットはつつしんだほうが得策であることは、この国民栄養調査の結果からもわかるとはいえないだろうか。
このように、若い世代の日本人女性は、太りすぎよりも痩せすぎを警戒する必要がある傾向が出ているのにもかかわらず、彼女たちはダイエットに夢中になっている。
しかし、なかには勉強熱心な方もいるようで、ダイエットする理由を次のような理論武装で正当化している声を聞いたことがある。
「ウェストとヒップの比率が高いと、いろいろな病気のもととなりやすいと聞きました。
私は上半身が肥満気味なので、ダイエットしてウェストを縮めるのは健康志向があるからです」。
なるほど、ウェストとヒップの比が、耐糖能異常、高インスリン血症、中性脂肪の増加、HDLコレステロールの低下、高血圧などと関係するという説は、数十年前から提唱されている。
事実、こうした事例はヨーロッパでも確認されており、アメリカでも科学アカデミーがウェストとヒップの比が0.9を超す男性と、0.8を超す女性は要注意と勧告している。
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